Incredibuild CloudのHelperを強制終了させる方法
先日、Incredibuild Cloudのライセンスが切れ、その直後あたりからAWSに設定してあったIncredibuild CloudのHelperとなるEC2インスタンス(スポットインスタンス)がすべて自動で起動するという出来事がありました。この現象についてはIncrediBuildさんに報告済みなので、そのうち原因がはっきりするかと思います。
この間、EC2インスタンスを停止しても削除しても不死鳥のごとくEC2インスタンスが起動し、ただただサーバコストを垂れ流すという恐ろしい時間でした。幸いにして同僚に相談して自動起動を止めることができたのでなんとかなりました。危うくクラウド破産するところでした(おおげさ)。
ということで、あまり活用する場面はないかと思いますが、Incredibuild CloudのHelperを強制終了する方法をご紹介します。
IAMのroleを削除する
まずはroleを削除します。Incredibuild Cloudを設定する際にRoleを1つ追加する仮定がありますが、その際に作成したRoleです。このRoleを削除することでIncredibuild社のAWSアカウントから、自分たちが管理しているHelperの制御ができなくなります。
これが有効な間は、HelperのEC2インスタンスを削除しても再度Helperのインスタンスが生成されてしまう可能性があります。
スポットリクエストをキャンセルする
次にHelperをスポットインスタンスで設定している場合での対処方法です。その場合はスポットリクエストで「リクエストのキャンセル」を行います。スポットリクエストが有効な間は、Helperが起動する可能性があります、というかHelperが自動起動しました。スポットインスタンスとして起動したEC2インスタンスを削除するだけではダメで、その場合はスポットインスタンスが再度生成、起動しました。
これがHelperがオンデマンドインスタンスであれば、オンデマンドインスタンスを削除するだけでよいかと思います(未確認)。
まとめ
AWSの仕組みを理解して冷静に対応できればなんとも無いことなのですが、このときは驚きのあまり冷静に対応できなかったのが反省点です。不意なトラブルも、あわてず騒がず落ち着いて対処しましょう。